徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

2001-06-22から1日間の記事一覧

十番斬り / 池波正太郎

「剣客商売」はどの作品も印象的でこれがいい、というのがありすぎて困る。今回の作品では、やはり表題の「十番斬り」がいいかもしれない。病におかされながら村に住み着いた浪人どもを始末するのを最後の仕事と心に決めて、剣をにぎる中年の剣客とそれに助…

猫はブラームスを演奏する / リリアン・J・ブラウン

久々にシャム猫ココのシリーズだ。しかし、最新のではなく過去の未訳の作品のひとつ。クィラランが大金持ちになるきっかけになる作品か。クィラランがはじめてピカックスを訪れるのだ。すでに今までのシリーズを読んでいる人にとっては「なるほど。そういう…

猟犬クラブ / ピーター・ラヴゼイ

ずっと読んでみたかった作品。というのも、以前入っていたミステリのサークルの名前の由来になった作品だからである(すでに、そのサークルは消滅してしまったが)参加者のほとんどが、面白いといっていたので、かなり期待して読み始めたが、うむ、面白かっ…

アイトン・フォレストの隠者 / エリス・ピーターズ

修道院にあずけられていた10歳のリチャードは、父親の死により荘園主となった。彼の祖母の野心によりリチャードに隣接した荘園の娘との結婚をせまる。そんな時に、祖母に近づいた隠者。今回は、リチャードが大活躍?と思ったが、シーンがいくつもに分かれる…

代価はバラ一輪 / エリス・ピーターズ

ジュディス・パールは若くして未亡人となった。そして町でも資産家であった。その彼女が夫との思い出の家を修道院に毎年咲くバラ一輪を代価に寄贈した。その彼女が毎年の代価が支払われる時期に行方不明となる。今回は、カドフェルはどちらかというと、パー…