徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

2001-11-01から1日間の記事一覧

風雪の檻 獄医立花登手控え / 藤沢周平

登と同じ柔術の道場仲間の新谷が、最近様子がおかしい。道場へ行くといって家をでるのだが、道場にくるでもなく深川あたりで飲みまわってるという。新谷の行方を追う登の前に立ちはだかる悪。この巻では、前の巻まで不良娘だったおちえが、登に助けられて以…

春秋の檻 獄医立花登手控え / 藤沢周平

藤沢周平ははじめてかもしれない。時代ものというと、大きな歴史ものがほとんどなのと、なんか物悲しい印象があって、あまり手にしてなかったんだが、今回、たまたま手にした、この本は、あたりだったかも。主人公の医者の立花登は希望に燃えて江戸で開業し…

堪忍箱 / 宮部みゆき

ここのところ、宮部さんの作品が続いてでている気がする。今回は短編集。江戸の下町のそこはかとない哀愁がただよう作品たちである。わからないのが、タイトルとなっている「堪忍箱」。「十六夜髑髏」はわからないなりに、おさまりがつくんだけど、「堪忍箱…