徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

エリス・ピーターズ

異端の徒弟 / エリス・ピーターズ

聖地に巡礼に出た商人とその徒弟。商人は旅の途中で倒れ、徒弟がその棺を修道院まで運んできた。死者をその修道院で埋葬したいと希望したが、折り悪く滞在中の大司教の使者にはばまれそうになる。今回も、だいたいパターンが読めてしまったのだが、犯人は途…

ハルイン修道士の告白 / エリス・ピーターズ

事故で瀕死の重傷を負ったハルイン修道士は、死を目前にして若い頃の過ちを告白する。恋しあった娘とその子供を死に至らしめたというのだ。その罪を詫びるため、奇跡的に回復したハルイン修道士とカドフェルはその墓前にむかうが、事件に巻き込まれることに…

アイトン・フォレストの隠者 / エリス・ピーターズ

修道院にあずけられていた10歳のリチャードは、父親の死により荘園主となった。彼の祖母の野心によりリチャードに隣接した荘園の娘との結婚をせまる。そんな時に、祖母に近づいた隠者。今回は、リチャードが大活躍?と思ったが、シーンがいくつもに分かれる…

代価はバラ一輪 / エリス・ピーターズ

ジュディス・パールは若くして未亡人となった。そして町でも資産家であった。その彼女が夫との思い出の家を修道院に毎年咲くバラ一輪を代価に寄贈した。その彼女が毎年の代価が支払われる時期に行方不明となる。今回は、カドフェルはどちらかというと、パー…

門前通りのカラス / エリス・ピーターズ

院長がつれてきた新任の司祭。なんとも人間味のないというか、堅物の人物がやってきた。町中の人間に嫌われたのはいうまでもない。子供たちにも簡単に手をあげ、人々に許しをあたえるのがその仕事であったのに。また同時に、女帝モードの密偵が、シュルーズ…

秘跡 / エリス・ピーターズ

修道士カドフェルシリーズ。ハイド・ミードの修道院から二人の修道士がシュルーズベリに逃れてきた。十字軍に従軍し負傷した修道士と、その看護する口のきけない修道士。今回は殺人はおきない。一人の尼僧になるといって家をでた女性の行方を探すことが中心…

憎しみの巡礼 / エリス・ピーターズ

修道士カドフェルシリーズである。なかなか本屋さんで見つけられないのが、たまにきず。まとめて買わないと、すぐに買えないのが困るところだ(笑)。カドフェルのシリーズは舞台は中世のイギリス。今回は、昔の事件とからみながら過去の登場人物などもでて…

死への婚礼(死を呼ぶ婚礼) / エリス・ピーターズ

初老の男と18歳の娘が政略結婚する日に、肝心の男が死体となってしまった。まぁ、よくあるパターンだな、と思ったが、意外な枝葉がでてきたり。昔の人って、純真なのね…なんて思ってみたり(^^;今回もわくわくさせていただきました(笑)。 死を呼ぶ婚礼―修…

聖ペテロ祭の殺人(聖ペテロ祭殺人事件) / エリス・ピーターズ

たとえどんなにいい男でも、事件がおきたら疑ってかかるべきだ。この作品ではずっと、そればかり思っていた。今までの作品の中でも、この作品ほど犯人がバレバレなのもないよな。スティーブン王と女帝モードとの争いも落ち着いて平和なお祭りの中、町の若者…

修道士の頭巾(フード) / エリス・ピーターズ

この作品ではカドフェルのかつての恋人が登場。恋愛沙汰か?と思いきや、俗世から離れた身の上で、そんなことがおこるはずもなく(笑)。彼女の息子に殺人の容疑がかかりカドフェルが捜査に乗り出すのです。ここしばらく、カドフェルの手伝いが続いて逃げられ…

死体が多すぎる / エリス・ピーターズ

今回の舞台はカドフェルたちの修道院のそばで、イングランドの王位継承権争いの戦争での事件。戦争の最中、94人が処刑されたのに死体は95人分あるという。普通のミステリだったらここまで大人数の死体は出てこない。確かに多くの死体の中に1体だけ増えても、…

聖女の遺骨求む / エリス・ピーターズ

やっと古本屋さんで1巻を購入。さっそく読んでみる。初めての時代背景だ。なにせ、1200年代のイギリス。当然、ホームズだって生まれていない。日本でいえば、鎌倉・室町か。日本でこの時代背景では、想像すらできないだろう。この作品の探偵役は修道士カド…