マーサ・グライムズ
絶対に手に入らないと思っていた。たまたま入った古本屋さんで手に入れたのだ。本の後ろを見ると、なんと初版本。うふ。とっておこー(笑)。この作品は、パブシリーズの中でも、2冊目に発行されたけれど、絶版になってしまったのだ。リチャード・ジュリーもま…
前作の「『乗ってきた馬』亭の再会」の直後の話である。まさに延長上にあるといえる。前回の事件に巻き込まれるきっかけになった老女の死がこの作品にもからんでくるのだ。再びアメリカへ。イギリスのイメージとはぜーんぜん違うのに、なぜかすんなり溶け込…
この巻では、なんとついにジュリー警視も病気もちになってしまった。レイサー主任警視の執拗ないじめのせいだ…と自分では思ってる(笑)。また、ずいぶん分厚いだけあって、話の中で迷子になりそうだった。事件自体は、そんな難しいことではない。ジュリー警視…
今回は、ずいぶん凝ってるなと思った。なんか、クリスティーっぽい?どう考えても、クリスティー嫌いな作者なんだけどね。毎回、新しいことに挑戦している気もするが。このシリーズのいいのは、登場人物たちのイキイキとした感じ。確かに主人公のジュリーも…
今回はいつもと少し趣が違った。いつもは、プラント氏のような貴族たちが中心にいて、その中に、ジュリー警視が入っていくようなイメージだったのが、今回は警察が中心になっているような感じ。また犯人の思考が始めと終わりに出てくるところも今までにな か…
プラント氏がかわいそうだなぁ、と今回は思ったのである。ポリーには気づいてもらえず、そのポリーだってジュリー警視のことが好きみたいだし。要するに、ジュリー警視が別の人とゴールインしちゃえば、いいんだろうけど、この人ももてるからなぁ…(笑) 今…
この作品で私が読んだのはまだ3作目だが、今のところ、これが一番かもしれない。実際にはシリーズ5作目なのだが、途中の作品と、なかなか出会えないのである。グライムズはアメリ人なのだが、イギリスのあのどんよりとしたイメージをうまく描いていると思う…
舞台は「バスカーヴィル家の犬」のダートムア。3人の子供が殺される。この作品で初めてマキャルヴィ主任警視が登場。私、けっこう好きなんですよね、彼。上司にしたら、かなりつらいけど(^^;その彼が、敗北感を感じつつ事件が起るのがこの作品。グライム…
ずっと探していて、結局あきらめて3冊目から読み始めました(笑)。この前の作品のタイトルが『「化かされた古狐」亭の憂鬱』。もうタイトルから惹かれてしまいました(^^;作家のマーサ・グライムズはアメリカ人ながら、舞台はイギリス。よくアガサ・クリ…