井上 祐美子
公子はついに敵の手に落ちるが、ともに桃花源に入り込むことになる。このシリーズの最終巻である。それぞれの生き様が決まっていくのだが、宝春の存在がこの巻では、かなり薄くなっている気がする。それとも私の感情移入の問題かもしれないか(笑)。でも気…
捕吏に追われる公子は、刺客とともに川に飛び込んだ。翌日、目がさめたのは遠く離れた地であった。そこから二人は、母の行方を知る女の後を追う。公子の義理の母の知恵のまわるのにはびっくり。この母がいるからこその公子なのか、とも思う。徐々に帝になる…
桃花源の住人の裔といわれる少女は、実母を探す貴公子と、科挙に落ちた秀才とともに、江南にむかう。そこで、盗人の疑いをかけられ囚われの身に。そこで、力自慢の少年に救われる。そして4人はともに桃花源を目指す。彼らの話なんだけれど、ここに登場する…
中国の宋の時代。都の開封で剣舞を見せる芸人の少女と、家出した貴公子、科挙に落ちた秀才の3人が、謎の仙人、凄腕の剣客につけねらわれる。そして謎の旅にでるのである。いやー、読んでて気持ちいい(笑)。私ごのみの勧善懲悪だな(笑)。気持ちがつかれ…