徒然に読書の記録をする。

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死体が多すぎる / エリス・ピーターズ

今回の舞台はカドフェルたちの修道院のそばで、イングランドの王位継承権争いの戦争での事件。戦争の最中、94人が処刑されたのに死体は95人分あるという。普通のミステリだったらここまで大人数の死体は出てこない。確かに多くの死体の中に1体だけ増えても、なんとも思わないかもしれない状況である。また、修道院に逃げ込んだ敵方の娘をいかに逃がすか、というところもわくわくして読んだ。単にミステリというだけでなく冒険も味わわせてくれる作品。

 

死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)

死体が多すぎる ―修道士カドフェルシリーズ(2) (光文社文庫)