徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

月の影 影の海 上 / 小野不由美

実はずっと気になる作家だし、作品であった。しかし、なにぶんアニメチックな表紙とかは嫌いなので、読む気になれなかったのだが、ようやく文庫になって私的には読めるような環境になったといえる。しかし、読んでがっかりするのは嫌だったので、とりあえず上巻のみ購入。しかし、杞憂に終わりそうだ。なにせ、あっという間に読み終えてしまった。驚いたのは、私が学生時代に思い描いていた小説もどき(笑)の出だしに似ていたから。まぁ、出だししか書けなかったし、ちゃんとものにしたわけではないから、余計にうれしかったりする。たぶん、自分で書いていたらここまで自分に厳しい作品にはならなかったろう(笑)。この作品は、舞台が中国のような国のようだ。東洋的な作品のほうが、違和感なく読めるのだろう。またアニメチックな感じもしない。逆に西洋的になっていたら、私にはだめだったかもしれない。。

 

月の影 影の海〈上〉―十二国記 (新潮文庫)

月の影 影の海〈上〉―十二国記 (新潮文庫)