徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

勝負 / 池波正太郎

父から試合に、「負けてやれ」といわれ、憮然とする秋山大治郎。相手の谷鎌之助は、この勝負に仕官がかかっていた。表題の「勝負」は、まわりの人間のなんとも簡単にいう「負けてやれ」というのには、理解はできるものの、本人にしてみれば、納得いかないことだろうなぁ、と思う。この作品の中で1年が過ぎていくが、小兵衛が、初孫にでれでれになっているさまがなんとも、しようのないじいさまだなぁ、と思ってしまった(笑)。

 

剣客商売〈11〉勝負 (新潮文庫)

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