徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

桃花源奇譚 月色岳陽楼 / 井上祐美子

捕吏に追われる公子は、刺客とともに川に飛び込んだ。翌日、目がさめたのは遠く離れた地であった。そこから二人は、母の行方を知る女の後を追う。公子の義理の母の知恵のまわるのにはびっくり。この母がいるからこその公子なのか、とも思う。徐々に帝になる意思が見え隠れする。最初の頃の軽さから、少しずつ雰囲気に重みがあるような気がするのだが、気のせいだろうか?(^^;