徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

猫は知っていた / 仁木悦子

もう感動である。絶対、見つけられないと思っていたのだ。仁木氏の作品は。彼女は、第三回江戸川乱歩賞受賞者。時代背景は、戦後を舞台にしていたりするのだが、当時のミステリはどこか、おどろおどろしたものがあったのに、さらっと明るいミステリの作風。彼女の作品があったから、私はアガサ・クリスティも好きになったのかもしれない。この作品は、作者とう同姓同名の悦子が、ワトソン役で兄が事件を解決する。久しぶりに読めて、こんな展開だったっけ?と思いつつ、楽しく読めた。

 

猫は知っていた (講談社文庫 に 2-1)

猫は知っていた (講談社文庫 に 2-1)