徒然に読書の記録をする。

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春秋の檻 獄医立花登手控え / 藤沢周平

藤沢周平ははじめてかもしれない。時代ものというと、大きな歴史ものがほとんどなのと、なんか物悲しい印象があって、あまり手にしてなかったんだが、今回、たまたま手にした、この本は、あたりだったかも。主人公の医者の立花登は希望に燃えて江戸で開業している叔父の家に向かうが、現実はそう甘いものではなかった。怠け者の叔父に代わって、牢屋での仕事をこなす。そんな彼がいくつもの事件の謎を解いていくのだ。短編集のせいか、すっきりと読ませてくれて気持ちがよいぞ。

 

新装版 春秋の檻 獄医立花登手控え(一) (講談社文庫)

新装版 春秋の檻 獄医立花登手控え(一) (講談社文庫)