徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

たぶんねこ / 畠中 恵

すっかり家で本を読む習慣が減ってしまった。家にいると、ついつい書くほうに気持ちがもって行かれる。長時間の移動もないから、余計に。それでも、気になる作品はあるわけで、相方が買ってきてくれる本は積読になってしまう。だから、病院で長時間の点滴をするときは、貴重な読書タイムになった。

両国を仕切る大貞親分の提案で、大店の跡取り息子3人、塗物問屋の幸七、煙管問屋の小一郎、そして若旦那(廻船問屋の一太郎)が、盛り場での稼ぎを競うことになる。自分の力で仕事を見つけ、稼ぎにつなげるかどうか。しかし、それだけではすまなくなるわけで。(『跡取り三人』)

若旦那、身体が弱いのに、考えなしに挑戦しちゃうところが、兄やたちが心配する原因なんじゃ?(笑)と、毎回思う。そういえば、この大貞親分、「まんまこと」シリーズに出てくる貞の親父殿とみた!(笑)。何気に繋がってるのに気が付くと、ついついニヤニヤしちゃうよね。お見合い騒動(『こいさがし』)に出てくる於こんの子供っぽさにイラつくのは、教育係のおてつさんだけではないはずだ!(笑)。

 

たぶんねこ (新潮文庫)

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