2000-02-28 日本語の美 / ドナルド・キーン 【海外】 タ行 ドナルド・キーンというと、学生時代に教科書で名前をみた記憶がある。本屋さんで惹かれたのは、タイトルのせいだった。最近、日本語に美を感じなくなった気がしたのだ。読んで見て面白かったのは三島由紀夫や安部公房のような作家についての話。ライシャワー氏の名前はなぜか私でも覚えていた。普通は、アメリカ大使の名前なんて覚えてもいないのに、彼の名前はなぜか鮮明に覚えていた。また、石川啄木についても、自分の知っている以上のことが書かれていて興味深い。この本は、作者が日本語で書いたもの。印象的なのはあとがきの「私にとっては日本語は外国語ではない」。 日本語の美 (中公文庫) 作者: ドナルドキーン 出版社/メーカー: 中央公論新社 発売日: 2000/01 メディア: 文庫 購入: 3人 クリック: 5回 この商品を含むブログ (8件) を見る