徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

店仕舞い 鎌倉河岸捕物控 27 / 佐伯泰英

実は入院する直前に平積みしてあるのに気が付いていたのに、今度でいいや~、なんて思ってたら、近所のTUTAYAでは完売になってたという。で、結局、退院してから読み始めたんだけれど。いつもなら、一気に読みきってしまう佐伯さんの本。今回の物語の展開のせいなのか、じっくりと読んでしまった。

豊島屋の隠居・清蔵が「倅に十代目を継がせたいので、その後見方をお願いしたい」と言いに、金座裏にやってきた。同じような時期に、町廻りに出ていた政次たちは、分限者と言われるような大店の岩鞍屋が店を閉じるという旨の張り紙をしていることに不審を抱く。堅実な商いの大店に何が起こったのか。

今までだと、テンポよく話が展開されていくので、その勢いに乗って読んでしまった気がするのだが、今回のは、金座裏も苦労している感じの探索と、血なまぐさい展開が、私の読むスピードを落としていたのかもしれない。今回は(も?)独楽鼠がやらかしてくれるので、そろそろ成長させてやってください、と佐伯先生には言いたいところ(笑)。

店仕舞い 鎌倉河岸捕物控(二十七の巻)

店仕舞い 鎌倉河岸捕物控(二十七の巻)


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