2001-08-01から1ヶ月間の記事一覧
7年前に別れた恋人・沙也加の子供時代の記憶を取り戻すために、「私」は彼女と幻の家を訪れた。そこで、二人を待ち受ける真実。正直、タイトルにだまされた、という気がしてならない。文学的な解釈をすれば、おそらく間違いではないのだろう。この分類自体、…
ネット上の擬似家族の「お父さん」が刺殺された。その3日前に絞殺された女性と遺留品が共通している。舞台は警察署内の取調室。そこで行われる事情聴取。「お父さん」は誰に殺されたのか。なぜ、擬似家族をもったのか。現実の家族のあり方、を考えさせるもの…
父をなにものかに惨殺された森の案内人リチャード。彼は、犯人の手がかりを求めて森をさまよううちに、ひとりの女性を危機から助けることになる。そして、それが冒険の旅の始まりだった。現代のファンタジィの巨頭といわれるロバート・ジョーダンと並んで名…
時代ものとすべきか、恋愛ものとすべきか迷ったが、話の中心が明子と道長の恋愛模様なので、あえて恋愛とした。左大臣家に生まれながら、政敵藤原道長へ嫁ぐことになった明子。心に藤原実資を思いつつ、当時粗暴といわれるような力強い道長のもとにいくこと…
ルックス、話し相手、セックス、それぞれに男を切り分けてつきあっていく利保子。5人の男を弄び、自分の心の隙間を埋めるように貪欲に男とつきあっていく。彼女にとっての恋愛の形を探していく。。。うむ。ある意味、理想ではある(笑)。年齢的にいっても、…
表紙のイシュトヴァーン、怖すぎです(笑)。今回は、グインとイシュトが交互に出てきて、まぁ、及第点かな(笑)。グインだけでいいのに(^^;ナリスとレムス、双方の魔道士が、グインを味方に引き入れようと接触をこころみる。イシュトは、どんどんと追…
将軍家病篤し、の報にふれ野望大きい紀伊大納言は江戸へ登ろうとする。その行く手をさえぎる柳生十兵衛。男のロマン~、じゃないけれど、剣豪たちの熱い思い、闘うことへの飽くなき欲望が、ぐいぐいと先を読ませる。敵方の女忍者が十兵衛に惚れたりするのを…
ぢるちくんオススメの本(笑)。映画を何年も前に見ていてイメージは「ジュリー」なんだよな(笑)(ジュリーでよかったよねぇ?(^^;)それが思い切りくつがえされた感じである。まさに魔人たちが、なぜ、その道を選んだのか、がこの上巻では語られる。…
身を隠した青アジャと合流するために、ミンたちは隠れ里をみつけだした。しかし、それをみつけたのはミンたちだけではなく、ガレス・ブラインも彼女たちを見つけ出した。今回のガレスの登場は、なんとなく微笑ましい気がした。もとアルミリン位のシウアンに…
「くまのパディントン」の作者が贈るミステリ・コメディ。。。と銘打っているが、私個人の趣味から言うと、「ミステリ」に値しない気がする。この作品の後書きに、宮部みゆき氏を並べて評していたが、なんか違う。料理の説明は読むほどにおいしそう。。。と…
事故で瀕死の重傷を負ったハルイン修道士は、死を目前にして若い頃の過ちを告白する。恋しあった娘とその子供を死に至らしめたというのだ。その罪を詫びるため、奇跡的に回復したハルイン修道士とカドフェルはその墓前にむかうが、事件に巻き込まれることに…