2001-10-01から1ヶ月間の記事一覧
「鉄鼠の檻」に出ていた久遠寺先生、どんな人のイメージだったっけ?と思い、再読したのである。前回読んだときは、なんともだらだらと長い感じがしたのに、今回はなぜか丁寧に読んだように思う。再読だから展開はわかってるはずなのだが、やっぱりどきどき…
もう感動である。絶対、見つけられないと思っていたのだ。仁木氏の作品は。彼女は、第三回江戸川乱歩賞受賞者。時代背景は、戦後を舞台にしていたりするのだが、当時のミステリはどこか、おどろおどろしたものがあったのに、さらっと明るいミステリの作風。…
首都ケーリエン周辺は、クーラディン率いるシャイドー・アイール、その数16万、アル=ソア率いるアイール7種族の総数30万、エグィーンとアビエンタが絶対力で作り出した稲妻が敵陣を襲ったのを合図に、戦いの火蓋が気って落とされた。しかし、思ってい…
手がかりを求めて「泥の民」を訪れた二人は、命がけで彼らを説得し、成功する。リチャードとカーラン、この二人の運命はどうなってしまうんだろう?なんかいい雰囲気、と思っていたのが、魔道士さえ恐れる悪名高い魔女を訪れたのちに、わかれわかれになって…
ついに、グインとレムスの対面である。途中、イシュトヴァーンの軍勢3万をやりすごすグインには、面白みすら感じる。あいかわらず、グインには1歩も2歩も遅れをとってる感じのイシュトヴァーンを見ると、少しかわいそうな気もしなくもない(笑)。しかし…
京極氏の本を読むたびに、これはミステリなんだろうか、と悩んでしまう。しかし、ついつい読んでしまうのは、彼の作品の魅力なのだろう。しかし、今回の厚さはなんだ。通常の本の厚さの5倍くらいある。確かに、それくらいの本を読むのとかわらないくらい時…
前作にくらべると、なんと安心して読めることか(笑)。中身だけみれば、ぜんぜん安心しないし、ステファニーの無謀な行動にドキドキしっぱなしなのだが、今回は、警察官のモレリもついてるし、なにせ、元気なメイザおばあちゃんまでついてくる。犯人からの…
かつては「光の帝国」と称えられ全人類をその支配下においたメルニボネ帝国。それを統べる皇子エルリックは白子の皇子。彼が魔剣ストームブリンガーとともに冒険に旅立つ、その開幕の巻である。しかし、この皇子、暗い(笑)。前向きな考えがでてこないんだ…