徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

2000-03-01から1ヶ月間の記事一覧

薄紫のウィークエンド / 赤川次郎

あっというまに読み終わりました(笑)。帰りの電車と家の30分程度(笑)。やっぱり会話が多いからだよなぁ…。今回は、ちょっと大人な雰囲気です。爽香さん。お父さんが脳溢血で倒れるし、親友の今日子は、あやしげな大学生との恋をしているし。BFの明男とのつ…

封印再度 / 森博嗣

ひさびさ森先生である。このタイトルの付け方、うまいなぁ、と思った。英語のタイトルが「WHO INSIDE」。内容ともぴったりなんだもの。50年前の謎の死と今回の死。そして、その死に場所になる蔵。蔵の中にだれがいたのか。旦那も「きっと、森先生も、自分で…

「五つの鐘と貝殻骨」亭の奇縁 / マーサ・グライムズ

今回は、ずいぶん凝ってるなと思った。なんか、クリスティーっぽい?どう考えても、クリスティー嫌いな作者なんだけどね。毎回、新しいことに挑戦している気もするが。このシリーズのいいのは、登場人物たちのイキイキとした感じ。確かに主人公のジュリーも…

太陽の王と月の妖獣 下 / ヴォンダ・N.マッキンタイア

この作者は、アメリカのSF作家。しかし、うまくフランスの宮廷を描いているような気がする。上巻では、静かな流れしかなかったけれど、下巻からは、怒涛のように出来事が起っていく。「妖獣は、女性なのよ」という彼女の言葉が、誰にも信じてもらえなくて愛…

竜魔大戦1 忍びよる闇 / ロバート・ジョーダン

やっと第四部が始まった。第三部までは5巻ずつだったのだけど、この部は8巻になるらしい。ようやくアル=ソアが自分の意志で動こうとしている。いや、動かないでいるというべき?中心になる人物たちが集まっているので面白い。ミンだけ別行動になっているの…

嵐のルノリア / 栗本薫

今回は怒涛の展開である。ある意味、停滞気味なパロに、ようやく動きがあったという感じ。私の好きなリンダが、どこまでがんばるのかが気になるところ。しかし、あとがきでナリスは死んじゃうのね、というのがわかって、最後のあがきなのかぁ、とも思った。…

太陽の王と月の妖獣 上 / ヴォンダ・N.マッキンタイア

帯にだまされた感じです。”侍女マリー=ジョゼフの恋と冒険”。恋なんかないし、冒険といえるものもないし…。上巻だからでしょうか。恋というには、淡すぎるんですもん(^^;しかし、ファンタジーというかSFなのかしら。舞台がフランスのルイ14世の時代とい…

「独り残った先駆け馬丁」亭の密会 / マーサ・グライムズ

今回はいつもと少し趣が違った。いつもは、プラント氏のような貴族たちが中心にいて、その中に、ジュリー警視が入っていくようなイメージだったのが、今回は警察が中心になっているような感じ。また犯人の思考が始めと終わりに出てくるところも今までにな か…

亜麻色のジャケット / 赤川次郎

杉原爽香シリーズ第三弾。爽香も17歳になって、そろそろ受験の二文字がちらつくようになったものの、あいかわらず、事件に巻き込まれてしまう(笑)。爽香の他にも中心になる恩師布子と河村刑事の仲も気になるところ。今回はこの二人のプロポーズのシーンから…

緋色の記憶 / トマス・H・クック

Kyokoさん選定のこの本。選定者のコメントに納得の1冊。結論が先にあるにもかかわらず、真相は最後まで読まないとわからない。うまく作者にその気にさせられたなぁ、と思った。子供時代と現在の印象の移動がうまい。しかし、回想者が結局犯人(?)というパ…

ハネムーンの殺人 / キャロリン・G・ハート

今回は、主人公のアニーがマックスとの結婚式から話ははじまる。あいかわらず、ミステリー関係のネタがでてくるのが面白い。しかし、アニーのミステリ好きなわりには頭がまわっていないような気がするのはきのせいか?もたもた感が私には感じられた。犯人に…

「跳ね鹿」亭のひそかな誘惑 / マーサ・グライムズ

プラント氏がかわいそうだなぁ、と今回は思ったのである。ポリーには気づいてもらえず、そのポリーだってジュリー警視のことが好きみたいだし。要するに、ジュリー警視が別の人とゴールインしちゃえば、いいんだろうけど、この人ももてるからなぁ…(笑) 今…