徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

1999-01-01から1年間の記事一覧

秘曲 / 平岩弓枝

これまた久々に平岩氏の作品である。彼女の描く江戸時代の捕り物系の作品は、結構好きだったりする。たぶん、勧善懲悪的な部分が多いからかもしれない。この作品の時代背景は江戸時代末期。いくつもの短編からできあがっているシリーズだ。今回の作品の中で…

神竜光臨 4 闇の妖犬 / ロバート・ジョーダン

連続で買ってしまった(笑)。次の5巻は1月の予定。むー、待ちきれない。エグィーンたちが、再び白い搭を出て旅に出る。そこで会うアイール人だが、挿し絵とか見ると、まるで忍者みたい。これをイメージしてたのかな。しかし、この作品に出てくる女の頭の悪い…

神竜光臨 3 夢幻世界へ / ロバート・ジョーダン

久々のファンタジーである。かなり我慢して読むのをやめてたのだが、ミステリの読みすぎだったので、気分転換に購入してしまった。あぁ、これでまた欲求不満になっちゃうんだよなぁ(^^;この第三部は、比較的アル=ソアが出てこない。アル=ソア以外の人…

扉をあけて / ナンシー・ピカード

やっと最新刊までやってきたのだ。主人公のジェニーもすでに36歳。自分と変わらないか?と思っていたが、意外に年上だった(笑)。目に見えて殺人といえるものはなかったが、今回も色々と考えさせられることが多かった。しかし、なんであんなに相手をつぶそう…

猫は泥棒を追いかける / リリアン・J・ブラウン

いやぁ、思ったより早くに手に入れられて満足、満足(笑)。やっぱりネコ好きには、たまりません。あいかわらずのクィラランとココですが、この作品の中で一番好きなキャラクターは、シーリアかな。しかし、つい前作くらいに出てきたばかりのキャラクターをあ…

牛乳配達退場 / シャーロット・マクラウド

なんとも奇妙なタイトルである。毎回、シャンディ教授のシリーズは変なタイトルが多い。きっと日本語にするからなのだろうけど(笑)。しばらくぶりのこのシリーズのせいか、期待が大きすぎたのか、空回りしてしまったようだ。帯に書かれていた名脇役に、カト…

小さな星の奇蹟 / メアリ・H・クラーク

かなり薄い本である。しばらく厚い本ばかり読んでいたので、この薄さにはだまされた(笑)。意外にも話の流れにのって、あっというまに読んでしまった。時期がクリスマスだけに、安易な展開はいなめないが、主人公のアルヴァイラ夫婦の、というかアルヴァイラ…

夢からさめても / ナンシー・ピカード

あなたは、いきなり現れた息子(それも自分が生んだのでなく、旦那の昔の彼女の子供・高校生)を受け入れられますか?今回のジェニーには、そういう出来事に遭遇する。ジェニーは子供はいらないと思っているけれど、ジェフは子供が欲しかった。当然、ジェフ…

その夜の雪 / 北原亜以子

久しぶりに時代小説である。しばらくミステリ漬けだったので、読んでみた。前から気になっていた作家。江戸時代の庶民の生きざまを描いた短編集。率直にいうと、私はあまりのめりこめなかった。池波氏や平岩氏のように好きにはなれなかった、ということか。…

ママ、手紙を書く / ジェームズ・ヤッフェ

伊咲美さんのHPですすめられていたので、みようやく本屋さんで見つけたので購入しました。私は知らなかったのですが、この作品の前にすでにシリーズがあったとか。裏書きにも「あのママが帰ってきた!」とありますし。安楽椅子探偵役のママと、私立探偵役…

修羅 グインサーガ69/ 栗本薫

彼女の筆はめちゃめちゃ早いですねー。先月じゃなかったかしら?前巻は(^^;そういう私もさっそく読み終えましたが(笑)。今回はグインが全然でてきません。そう、イシュトバーンばかりです。前半は法廷の場面で、場面に動きがないのが残念でしたが、終わ…

旌旗流転・妖雲群行 / 田中芳樹

いやぁ、何年ぶりですかね?(帯には7年ぶりだって)もうでないものだと思ってました(笑)。もう、すでに前の作品は行方不明です(^^;内容もぼんやりとしか覚えてないし…。しかし、読んでいるうちに、思い出してくるものです。登場人物のイメージとか、思…

「鎮痛磁気ネックレス」亭の明察 / マーサ・グライムズ

ずっと探していて、結局あきらめて3冊目から読み始めました(笑)。この前の作品のタイトルが『「化かされた古狐」亭の憂鬱』。もうタイトルから惹かれてしまいました(^^;作家のマーサ・グライムズはアメリカ人ながら、舞台はイギリス。よくアガサ・クリ…

「悶える者を救え」亭の復讐 / マーサ・グライムズ

舞台は「バスカーヴィル家の犬」のダートムア。3人の子供が殺される。この作品で初めてマキャルヴィ主任警視が登場。私、けっこう好きなんですよね、彼。上司にしたら、かなりつらいけど(^^;その彼が、敗北感を感じつつ事件が起るのがこの作品。グライム…

羊たちの沈黙 / トマス・ハリス

どうにも「検屍官」のイメージが重なってしまう。違いと言えば、主人公の年齢と地位か?サイコものをあまり読まないせいかもしれないが(^^;全体的に主人公の存在感はあるものの、彼女の姿が出てこない。やはり女性が書く女性の主人公のほうが、リアルな…

無法のL / スー・グラフトン

ひさしぶりに、キンジーシリーズである。作品は少し前には出ていたが、色々とタイミングが合わず、今回購入。今回は、キンジーの栄養補給のもとのロージーと、大家のヘンリーの兄のウィリアムの結婚から話が始まる。いつもの作品と比べると、ドタバタ感がい…

死体は訴える / ペニー・ワーナー

雰囲気は、リタ・メイ・ブラウンに似ていると感じたのは私だけだろうか?これに猫たちが出ていなくて、主人公が耳が不自由なのだ。舞台が、今までよく読んでたアメリカ東海岸とは違うので、これまた感じが違う。主人公は、小さな地元の新聞発行者兼記者。犯…

覆面作家の夢の家 / 北村薫

久々に北村氏の作品。日本の作家で殺人のないミステリを読ませる作家だと思う。今回は、「クリスマス・・・」の後だったので、出だしが軽すぎた気がした(笑)。でも、やっぱり興味深い、という意味で面白いと思った。やっぱり、北村氏は短編が一番なきがする…

涙のマンハッタン / ナンシー・ピカード

再びジェニーシリーズである。ほんと、シリーズもの好きだよなぁ(^^;今回は、財団を辞めたジェニーが、ニューヨークで、死んでしまった友人の所長代理をすることに。そこで、事件の真相を調べようとするのだが。うむむ。ちょっと、今回は場所がNYのせい…

詩的私的ジャック / 森博嗣

犀川・萌絵シリーズの4作目。なんとなーく子供の恋愛からぬけきれてなかったような萌絵だったが、今回でちょっと成長したか?(笑) 旦那曰く、「動機があやふやなのは、納得いかん」というが、私は、そういうのもありかな?と思う。まぁ、人それぞれ、感じ方…

悲しみにさよなら / ナンシー・ピカード

私個人としては、とても読むのがつらかった。最後の訳者あとがきでも、同様につらかった人がいたらしいが。ジェニーの母親の死によって、彼女の疑惑をつきとめようとする。周囲の人間の、もう一つの側面に気づかされることの辛さは、たまらないものがある。…

虹の彼方に / ナンシー・ピカード

最近、彼女の作品をよく読む。というか、他の作家のシリーズは、大概読んでしまったからだと思うが(^^;今回の作品の舞台はカンザス。カンザスというと私は「オズの魔法使い」を連想したんだが、やっぱりタイトルもそれを意識しているのでしょうか<「虹…

豹頭将軍の帰還 グインサーガ68 / 栗本薫

グイン・サーガ68巻である。ようやく帰ってきたグインなのである・・・普通は、本屋さんで買って約2日がかりで読むようにしているのだが(笑)、今日は家について読み終えてしまった(^^;まぁ、待ってたかいがあって、ちょっと満足。自分はイシュトバーンは…

誓いのとき / マーセデス・ラッキー

タルマ&ケスリーの短編集。以前、掲示板でもすすめられていた本である。前作の余韻が残っているだけに、楽しく読めた。特に、「裁きの門」以降の話には、どきどきわくわくしながら読んでしまった。前作を読んでから手に取られることをおすすめする。 誓いの…

愛しのわが家 / ナンシー・ピカード

なんでナンシー・ピカードを一度読むのを止めたのかを思い出した。少し現実的というか心が痛くなるような現実、みたいな内容が多いせいだ。この作品の場合は、精神を病んだ人たちの施設の話から、事件が起きてくる。他のコージーな作品とくれば、殺人事件な…

結婚は命がけ / ナンシー・ピカード

久々にナンシー・ピカードを購入。主人公のジェニーが結婚式をあげるまでに、家庭内暴力に耐えかねた妻が夫を殺してしまう、という事件にまきこまれていく。内容としては現代におきる事件の内容で、私も少し考えさせられた。実際に欧米だけでなく、日本でも…

身辺怪記 / 坂東真砂子

彼女の作品を読んだことがある人なら、面白いかもしれない。 私も1冊くらいなら読んだことがあるのだが、ちょっと面白みにかけた。 おかげで読み終わるのに時間もかかったし。 身辺怪記 (角川文庫) 作者: 坂東眞砂子 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店 …

女神の誓い / 裁きの門 / マーセデス・ラッキー

ヒロイック・ファンタジー。「裁きの門」の解説では、「アマゾン・ファンタジー」というらしい。主人公は、女性2人。最初の、「女神の誓い」のほうが、作者の最初の作品だけあって、イマイチのりが悪かった(笑)。2作目のほうは、最後は、あっという間に読み…