徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

2001-07-01から1ヶ月間の記事一覧

竜王戴冠 3 旅の大道芸人 / ロバート・ジョーダン

あいかわらず、異能者候補たちは、ひんまがった性格をしているらしい。しいていえば、アイール人と行動をともにしているエグウェーンは、さすがに矯正されていきているようだが(笑)。黒アジャの動きも気になるところであるが、どちらかというと、モーゲイ…

数奇にして模型 / 森博嗣

プロローグからだまされてしまいました。てっきり、彼の疑いははらされる・・・という方向性だと思ってしまいました(笑)。最近の萌絵は、どうも越権行為が多いのが気になる。まぁ、あくまで創作の世界だから、なんでもあり、といわれればあるなのだろうが…

華胥の幽夢(ゆめ) / 小野不由美

十二国記にしては珍しい短編集。個人的には長編のほうを期待してたのだが。短編の中身は、いくつものストーリーの脇にある話という感じか。気になった作品としてはタイトルにもある「華胥」。王のやったことには、明らかな間違いというものがないのに、麒麟…

童話物語 下 大きなお話の終わり / 向山 貴彦

妖精フィッツとの突然の別れから1年、少女ペチカは大都市パーパスで暮らしていた。初めて幸せを感じていたペチカ。しかし、世界の最後をつげる「妖精の日」はそこまできていた。。。電車の中で読んでいてウルウルしてしまいました(笑)。最後の最後までしつ…

童話物語 上 大きなお話の始まり / 向山貴彦

妖精に会うと疫病になる、そんな話のある町に住んでいる少女ペチカ。幼い頃に母親を亡くし、日々の生活もやっとのペチカに精神的なゆとりがあるわけもなく、ゆがんだ性格に育ったペチカ。そんなペチカが妖精フィッツと出会うことになる。妖精フィッツは、世…

猫の言いぶん / 小暮規夫

猫のクラブをはじめたせいもあるが(笑)、久しぶりにミステリ以外の本を読んだ。猫の質問に獣医さんが答えてる。で、飼い主にも、こうしてくださいね、というような書き方をしている。なかなか、勉強になった。曲がった尻尾についても書いてある。これで、…

デッドリミット / ランキン・デイヴィス

英国首相の兄が誘拐された。兄も、法務総裁という重職にある。誘拐犯の要求は、今、総裁が訴追している殺人事件の真犯人を探し、被告を無罪にすること。最初っから、被告は無罪なのはわかってしまう。多少、ふりまわされるのかと思ったが、一貫して被告は無…

クッキング・ママの告訴状 / ダイアン・デヴィッドソン

クッキング・ママのゴルディ。せっかくトムが一生懸命作ってくれたキッチンなのだが、残念なことに郡の衛生局の抜き打ち調査で一時休業を言い渡されてしまった。その間の仕事として、アーチの親友トッドのママの紹介で、テレビ番組にでることに。今回は、出…

浮沈 / 池波正太郎

タイトルは、小兵衛が敵討ちを助太刀した若者と、敵の側の助太刀の剣客山崎の遺児の生き様をあらわしているようだ。敵討ちをして名をあげてもどった若者も、結局は堕落している姿を見ることになる小兵衛。また、金貸しの息子、伊太郎が父親の首を盗みに行く…

暗殺者 / 池波正太郎

大治郎をも倒してしまうかもしれない、と、小兵衛をうならせた剣客、波川周蔵。やがて偶然にも大治郎襲撃の計画を知るや、その陰謀と波川とのつながりを確信するまでにいたる。この作品では、小兵衛が大治郎のために東奔西走する姿が、少し、年老いたかな、…

波紋 / 池波正太郎

タイトルになっている作品では、大治郎が狙われる。しかし、この作品くらいになると、大治郎も落ち着いたもので、多少のことではあわてない。大治郎の妻、三冬の父、田沼意次がいるせいか、大治郎の話になると、話が大きくなってしまう。私には、まだ小兵衛…