徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

2000-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「化かされた古狐」亭の憂鬱 / マーサ・グライムズ

絶対に手に入らないと思っていた。たまたま入った古本屋さんで手に入れたのだ。本の後ろを見ると、なんと初版本。うふ。とっておこー(笑)。この作品は、パブシリーズの中でも、2冊目に発行されたけれど、絶版になってしまったのだ。リチャード・ジュリーもま…

悪意のM / スー・グラフトン

久々にキンジー・ミルホーンである。今回の作品では、過去にキンジーと関わりのあった男性が登場してくる。探偵のディーツしかり警察官のジョナ・ロブしかり。今キンジーにとってはディーツが一番肌が合うのだろうけど、根無し草のディーツは、落ち着くわけ…

「レインボウズ・エンド」亭の大いなる幻影 / マーサ・グライムズ

前作の「『乗ってきた馬』亭の再会」の直後の話である。まさに延長上にあるといえる。前回の事件に巻き込まれるきっかけになった老女の死がこの作品にもからんでくるのだ。再びアメリカへ。イギリスのイメージとはぜーんぜん違うのに、なぜかすんなり溶け込…

琥珀色のダイアリー / 赤川次郎

爽香シリーズ第5弾である。爽香も、もう19歳。恋のライバルまで現れて、ちょっと微妙な年頃なのである。私的に言えば、恋というよりもまだ友人に近い気がするんだけど<明男それに明男もなんか情けない。母親を思う気持ちもわかるけど、爽香に甘えすぎて…

クッキングママは名探偵 / ダイアン・デヴィッドソン

ずーっと気になってはいたのだ。ようやく読む気になった(笑)。この作品も食べ物がたくさんでてくる。なにせ、主人公のゴルディはケータリング業を営んでいるのだ。…おや?と思ったのは、私の好きなキャサリン・ホール・ペイジのフェイス・シリーズも同じよ…

昔むかしの物語 / アリサ・クレイグ

ひさびさにジュニーとマドックが帰って来た、という感じ。今度の舞台はウェールズ。ウェールズといわれてもピンとこないのが日本人なのだろうな(笑)。しかし、その地方の伝統行事とかは読んでいて面白い。今回は、出だしの感じがマーサ・グライムズに似て…

失投 / ロバート・B・パーカー

ボストンものを探していてまずは、これを読み始めた。ハード・ボイルドか、と思ったけど、あまり嫌な感じはしなかった。なぜか。食事の場面が多いせいかもしれない。主人公はタフで”現代の騎士”だなどと、カバーの裏側には書かれていた。この作品のいいとこ…