徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

愛憎の檻 獄医立花登手控え / 藤沢周平

どの作品もどことなく寂しい男と女の生き様の作品が多い気がする。「奈落のおあき」など、従妹の仲のよかった娘がまさに奈落に落ちていくさまなど、悲しい気がするのだ。しかし、その中でも、昔はお転婆というよりも不良娘だったおちえが、かいがいしく登の手伝いをする姿が初々しい。

 

新装版 愛憎の檻 獄医立花登手控え(三) (講談社文庫)

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