徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

メルニボネの皇子 / マイクル・ムアコック

かつては「光の帝国」と称えられ全人類をその支配下においたメルニボネ帝国。それを統べる皇子エルリックは白子の皇子。彼が魔剣ストームブリンガーとともに冒険に旅立つ、その開幕の巻である。しかし、この皇子、暗い(笑)。前向きな考えがでてこないんだよねぇ。これは気分が暗いときに読むべき本じゃないな(^^;この巻で、一応ストーリーがおさまる感じはあるので、まだいいけど。シリーズものだけに、きっと全部読むんだろうなぁ(笑)。

 

メルニボネの皇子

メルニボネの皇子

 

 

 

桃花源奇譚 東京残桃夢 / 井上祐美子

公子はついに敵の手に落ちるが、ともに桃花源に入り込むことになる。このシリーズの最終巻である。それぞれの生き様が決まっていくのだが、宝春の存在がこの巻では、かなり薄くなっている気がする。それとも私の感情移入の問題かもしれないか(笑)。でも気持ちのよい終わり方をしてくれたので、よかった。

 

 

 

桃花源奇譚 月色岳陽楼 / 井上祐美子

捕吏に追われる公子は、刺客とともに川に飛び込んだ。翌日、目がさめたのは遠く離れた地であった。そこから二人は、母の行方を知る女の後を追う。公子の義理の母の知恵のまわるのにはびっくり。この母がいるからこその公子なのか、とも思う。徐々に帝になる意思が見え隠れする。最初の頃の軽さから、少しずつ雰囲気に重みがあるような気がするのだが、気のせいだろうか?(^^;

 

 

 

桃花源奇譚 風雲江南行 / 井上祐美子

桃花源の住人の裔といわれる少女は、実母を探す貴公子と、科挙に落ちた秀才とともに、江南にむかう。そこで、盗人の疑いをかけられ囚われの身に。そこで、力自慢の少年に救われる。そして4人はともに桃花源を目指す。彼らの話なんだけれど、ここに登場する殺し屋がなかなかいいやつで(笑)。とまりませんな(^^)

 

桃花源奇譚―風雲江南行 (中公文庫)

桃花源奇譚―風雲江南行 (中公文庫)

 

 

 

桃花源奇譚 開封暗夜陣 / 井上祐美子

中国の宋の時代。都の開封で剣舞を見せる芸人の少女と、家出した貴公子、科挙に落ちた秀才の3人が、謎の仙人、凄腕の剣客につけねらわれる。そして謎の旅にでるのである。いやー、読んでて気持ちいい(笑)。私ごのみの勧善懲悪だな(笑)。気持ちがつかれてるときには、こういう単純な話にかぎる。これが、十二国記あたりになると、いっしょにどよーんとなることがあるんだもんな(^^;続きが楽しみだ。

 

桃花源奇譚―開封暗夜陣 (中公文庫)

桃花源奇譚―開封暗夜陣 (中公文庫)

 

 

魔道士の掟 2 魔法の地へ / テリー・グッドカインド

この巻では、ついに敵役が登場だ。ダークン・ラールの挿絵をみてびっくり。なんか、もっと、ごっついというか意地悪なイメージでしたのに(笑)。しかし、後半の描写を読んでいて、これはちょっと映像にはできない?と思ってしまった。カーランとリチャードの恋愛模様も気になるところだが、どうやってダークン・ラールを倒す方法を見つけるのかが気になるところだ。

 

魔道士の掟〈2〉魔法の地へ―「真実の剣」シリーズ第1部 (ハヤカワ文庫FT)

魔道士の掟〈2〉魔法の地へ―「真実の剣」シリーズ第1部 (ハヤカワ文庫FT)

 

 

 

竜王戴冠 5 勇者ビルギッテ / ロバート・ジョーダン

ナイニーヴは、伝説の英雄ビルギッテとともに、闇セダーイのモゲディーンと対決する。しかし、逆に二人ともが痛めつけられてしまう。ビルギッテが現世にたたき出されてしまうのだ。ナイニーヴはそれをくよくよと自分のせいだ、と自分を責めている。しかし、ビルギッテはもう先のことを考えているのだ。あー、私も彼女のような性格の女性のほうが好きだわ(笑)。アル=ソアと、アビエンタの今後がとーても気になるのねぇ(笑)

 

竜王戴冠〈5〉勇者ビルギッテ―「時の車輪」シリーズ第5部 (ハヤカワ文庫FT)

竜王戴冠〈5〉勇者ビルギッテ―「時の車輪」シリーズ第5部 (ハヤカワ文庫FT)