徒然に読書の記録をする。

過去から現在の読書の記録。

群青色のカンバス / 赤川次郎

ふたたび、このシリーズである。やはり、日本のユーモア・ミステリは彼の作品が一番なのだろうか?…というか、あまりユーモア・ミステリの作品がないというのが正直なところか。さて、今回の作品は前回の事件から1年後である。しかし、いまどきこんな女の子…

妖魔をよぶ街 下 / テリー・ブルックス

はい。とめられませんでした。この欲求は(笑)。上巻で、じっくりとじらされたおかげで、下巻ではジェットコースターなみに読みに入ってしまいました。(おかげで旦那には冷たい目でみられるし・・・(^^;)ほんとに最後の最後まで目が離せないです。デー…

妖魔をよぶ街 上 / テリー・ブルックス

モダン・ファンタジィというと、ちょっと間違うとホラーに変わってしまうような気がする。この作品の出だしを読んだとき、間違えたか?と思ってしまった。舞台はイリノイ州ホープウェル。私のファンタジィのイメージではイギリスのようなヨーロッパの街のほ…

ママは新人シェリフ / J.A.ジャンス

父も夫も警察官。しかし夫は2ヶ月前に殉職した。そして、彼女ジョアンナはアリゾナ州コーチースのシェリフに選ばれたのだ。警察の仕事を身につける為に、警察学校の訓練コースに参加するのだが、そこで事件にまきこまれる。Kazさんがすすめるだけのことはあ…

聖女の遺骨求む / エリス・ピーターズ

やっと古本屋さんで1巻を購入。さっそく読んでみる。初めての時代背景だ。なにせ、1200年代のイギリス。当然、ホームズだって生まれていない。日本でいえば、鎌倉・室町か。日本でこの時代背景では、想像すらできないだろう。この作品の探偵役は修道士カド…

羊たちの沈黙 / トマス・ハリス

2度目である。まだ印象が多少残っている。前回はただひたすら筋書きを読むことで終わった気がするので、今回はじっくり読んでみた。な、みなが高く評価するのか、どうもよくわからなかったからだ。今回読んで見ても、やっぱりわからない。サイコの分野の草分…

夢にも思わない / 宮部みゆき

久々に宮部氏のミステリである。てっきり、このシリーズの前作を読んでいたつもりだったけど、どうも違っていたらしい(笑)。せっかくだから、前作も読まなくちゃ。と思わせる作品。主人公の緒方くんは、中学一年生。その相棒の島崎くんとともに事件を解決す…

ママは眠りを殺す / ジェームズ・ヤッフェ

ママシリーズの最新刊です。といっても、古本屋さんでゲットしたんですけど(^^;今回はお芝居の話。私が読むコージー系の作品ではよく劇団を舞台にした殺人事件というのが起こるのが多い気がする。特に、この作品でも「マクベス」を中心に事件が起こるの…

ママのクリスマス / ジェームズ・ヤッフェ

前作がちょっと最後が気に入らなかったのだが、とりあえず購入(笑)。ちょっと時期が遅くなったけど、舞台はクリスマスの頃。やっぱり、アメリカ、宗教がからむと特に難しいのか。クリスマスのイルミネーションの騒音がきっかけで、殺人事件にまでおきてしま…

赤い館の秘密 / A・A・ミルン

なんと「熊のプーさん」の作者が書いた唯一の推理小説である。みとさんオススメである。しかし、私にはちょっと時間がかかってしまった(笑)。なにせ、こういう古風なミステリは久しぶり(^^;まぁ、じっくり読んだほうでしょう。トリックとかは、私にも想…

若草色のポシェット / 赤川次郎

チャットで知り合ったしゅんくんのオススメということで、本当に久しぶりに赤川次郎を手に取った。どうしても、三毛猫ホームズや三姉妹探偵団のイメージがあるので、どうかなぁ?と思ったんだけど。意外にすっきり読めてしまった(笑)。この作品はシリーズも…

神竜光臨5 神剣カランドア / ロバート・ジョーダン

やっと第三部が完結である。アメリカではすでに第八部までいっているとか(^^;うむむ。旦那が好きなローダンシリーズみたいにならなきゃいいんだけど(笑)。さてさて、これではようやくアル=ソアがでてくるか、と期待したら最後のほうにしか出てこない(…

青い扉 / 藤堂志津子

久々に藤堂氏の作品である。最近は、ちょっと食傷気味な感があったので敬遠していたのだが、たまたま本を読み終えて手持ちぶさただったので購入してしまった(笑)。しかし、この主人公、自分とだぶる部分がいくつかあって、なかなか面白かった。お嬢様系の短…

舞台裏の殺人 / キャロリン・G・ハート

ミステリ好きにはたまらない1冊かもしれない。主人公は、ミステリ専門書店を経営するアニー。文章の端々に、ミステリ作品の主人公やタイトルがちりばめられているのだ。この作品は、シリーズの3作目にあたるらしく、ちょっと違和感を持ちつつ読み始めた。こ…

秘曲 / 平岩弓枝

これまた久々に平岩氏の作品である。彼女の描く江戸時代の捕り物系の作品は、結構好きだったりする。たぶん、勧善懲悪的な部分が多いからかもしれない。この作品の時代背景は江戸時代末期。いくつもの短編からできあがっているシリーズだ。今回の作品の中で…

神竜光臨 4 闇の妖犬 / ロバート・ジョーダン

連続で買ってしまった(笑)。次の5巻は1月の予定。むー、待ちきれない。エグィーンたちが、再び白い搭を出て旅に出る。そこで会うアイール人だが、挿し絵とか見ると、まるで忍者みたい。これをイメージしてたのかな。しかし、この作品に出てくる女の頭の悪い…

神竜光臨 3 夢幻世界へ / ロバート・ジョーダン

久々のファンタジーである。かなり我慢して読むのをやめてたのだが、ミステリの読みすぎだったので、気分転換に購入してしまった。あぁ、これでまた欲求不満になっちゃうんだよなぁ(^^;この第三部は、比較的アル=ソアが出てこない。アル=ソア以外の人…

扉をあけて / ナンシー・ピカード

やっと最新刊までやってきたのだ。主人公のジェニーもすでに36歳。自分と変わらないか?と思っていたが、意外に年上だった(笑)。目に見えて殺人といえるものはなかったが、今回も色々と考えさせられることが多かった。しかし、なんであんなに相手をつぶそう…

猫は泥棒を追いかける / リリアン・J・ブラウン

いやぁ、思ったより早くに手に入れられて満足、満足(笑)。やっぱりネコ好きには、たまりません。あいかわらずのクィラランとココですが、この作品の中で一番好きなキャラクターは、シーリアかな。しかし、つい前作くらいに出てきたばかりのキャラクターをあ…

牛乳配達退場 / シャーロット・マクラウド

なんとも奇妙なタイトルである。毎回、シャンディ教授のシリーズは変なタイトルが多い。きっと日本語にするからなのだろうけど(笑)。しばらくぶりのこのシリーズのせいか、期待が大きすぎたのか、空回りしてしまったようだ。帯に書かれていた名脇役に、カト…

小さな星の奇蹟 / メアリ・H・クラーク

かなり薄い本である。しばらく厚い本ばかり読んでいたので、この薄さにはだまされた(笑)。意外にも話の流れにのって、あっというまに読んでしまった。時期がクリスマスだけに、安易な展開はいなめないが、主人公のアルヴァイラ夫婦の、というかアルヴァイラ…

夢からさめても / ナンシー・ピカード

あなたは、いきなり現れた息子(それも自分が生んだのでなく、旦那の昔の彼女の子供・高校生)を受け入れられますか?今回のジェニーには、そういう出来事に遭遇する。ジェニーは子供はいらないと思っているけれど、ジェフは子供が欲しかった。当然、ジェフ…

その夜の雪 / 北原亜以子

久しぶりに時代小説である。しばらくミステリ漬けだったので、読んでみた。前から気になっていた作家。江戸時代の庶民の生きざまを描いた短編集。率直にいうと、私はあまりのめりこめなかった。池波氏や平岩氏のように好きにはなれなかった、ということか。…

ママ、手紙を書く / ジェームズ・ヤッフェ

伊咲美さんのHPですすめられていたので、みようやく本屋さんで見つけたので購入しました。私は知らなかったのですが、この作品の前にすでにシリーズがあったとか。裏書きにも「あのママが帰ってきた!」とありますし。安楽椅子探偵役のママと、私立探偵役…

修羅 グインサーガ69/ 栗本薫

彼女の筆はめちゃめちゃ早いですねー。先月じゃなかったかしら?前巻は(^^;そういう私もさっそく読み終えましたが(笑)。今回はグインが全然でてきません。そう、イシュトバーンばかりです。前半は法廷の場面で、場面に動きがないのが残念でしたが、終わ…

旌旗流転・妖雲群行 / 田中芳樹

いやぁ、何年ぶりですかね?(帯には7年ぶりだって)もうでないものだと思ってました(笑)。もう、すでに前の作品は行方不明です(^^;内容もぼんやりとしか覚えてないし…。しかし、読んでいるうちに、思い出してくるものです。登場人物のイメージとか、思…

「鎮痛磁気ネックレス」亭の明察 / マーサ・グライムズ

ずっと探していて、結局あきらめて3冊目から読み始めました(笑)。この前の作品のタイトルが『「化かされた古狐」亭の憂鬱』。もうタイトルから惹かれてしまいました(^^;作家のマーサ・グライムズはアメリカ人ながら、舞台はイギリス。よくアガサ・クリ…

「悶える者を救え」亭の復讐 / マーサ・グライムズ

舞台は「バスカーヴィル家の犬」のダートムア。3人の子供が殺される。この作品で初めてマキャルヴィ主任警視が登場。私、けっこう好きなんですよね、彼。上司にしたら、かなりつらいけど(^^;その彼が、敗北感を感じつつ事件が起るのがこの作品。グライム…

羊たちの沈黙 / トマス・ハリス

どうにも「検屍官」のイメージが重なってしまう。違いと言えば、主人公の年齢と地位か?サイコものをあまり読まないせいかもしれないが(^^;全体的に主人公の存在感はあるものの、彼女の姿が出てこない。やはり女性が書く女性の主人公のほうが、リアルな…

無法のL / スー・グラフトン

ひさしぶりに、キンジーシリーズである。作品は少し前には出ていたが、色々とタイミングが合わず、今回購入。今回は、キンジーの栄養補給のもとのロージーと、大家のヘンリーの兄のウィリアムの結婚から話が始まる。いつもの作品と比べると、ドタバタ感がい…